惑星Xは千年王国になるか

太陽系に「惑星X」の可能性 神戸大など計算(朝日) 太陽系の外縁に、地球とほぼ同じ大きさの「惑星X」が存在する可能性を、日本の研究グループが数値計算で明らかにした。約1000年かけて太陽の周りを公転しているという。
とりあえず50億年後の人類の移動先の候補にはなりそう。
太陽から20天文単位ほど離れたところで生まれた惑星Xが、太陽系形成初期の約1億年で80〜175天文単位離れた軌道上に移動したと考えると、つじつまが合ったという。
計算では、惑星Xの大きさは直径が1万〜1万6000キロで、約1万2800キロの地球とほぼ同じ。氷状のメタン、アンモニア、水などと岩石からなり、地球の3〜7割の質量(重さ)を持つ。

50億年後、太陽は膨張して地球の軌道を呑み込むらしい。1天文単位は地球と太陽の平均距離=約1億5000万キロで、太陽の現在の半径は69万6000キロだから約215倍に膨張することになる。惑星Xが大体130天文単位に存在するとして、比率で言えば、その時点で0.6天文単位相当に位置してしまうことになる。現在なら、大体金星ぐらいの「近さ」じゃないだろうか。光度の増大度にもよるけれど、その時点でかなり「住み易い」適当な温度を獲得できたりして。重力も地球とほぼ同じ大きさなので、適応も容易だろう。
太陽との公転周期が1000年だからこれが本当の千年王国だ。もっとも、近日点と遠日点に相当落差がありそうなので、四季は多分、どれだけ太陽に近付くか離れるかで決まりそうで、250年間延々と夏が続き、冬も250年間延々と続きそう。けれど、人間の一生から考えれば生まれた時代によって、夏あるいは冬しか経験せずに人生を終えるって感じだから、案外慣れていて大丈夫そうかも。
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