魔法にかけられて

enchanted1ケヴィン・リマ監督、エイミー・アダムスパトリック・デンプシー。アニメ+御伽噺+コスプレ+リアルコメディ+ミュージカル。これまでリアル画像にアニメ画像が入り込むのは見たことあるけれど、リアルとアニメが境界を設定して異次元交流するのは初めて見た。
色々な意味で既視感がある。なぜか最近観た「ジャンパー」に似ていて、水のある場所がジャンピングスポット。底なし井戸とニューヨークのマンホールがワームホールでつながているなんて・・・まあ、いいか。日本にジャンピングスポット設定するならアキバが有力そう。
それに高層ビルの屋根から落ちてあわやで転落を免れた2人というのも「ジャンパー」で似たようなシーンがあったような。「スウィーニー・トッド」にも出てきた悪徳判事にこき使われる小役人が今度は魔女にこき使われている。パソコンとかIT関係が前面に出ていないところがいい。リアルな女性が逆にお伽のアニメの国に行って王子と結婚し携帯電話が通じてしまうのだけれど、すぐに放り投げられて壊される⇒「団塊ボーイズ」。
enchanted2王子様が安ホテルに泊まって、かなり旧式のテレビを魔法の鏡と思って見るところがなぜか笑ってしまう。なぜ薄型テレビじゃないのか、とか。
それで、なぜか、アメリカンドリームのハッピーエンド。姫はアニメの王国のブランドショップを立ち上げ、ビジネスで大成功。あのこき使われ男も、こき使われの半生を綴った本を書いてサイン会まで開いている。出てきた場所がニューヨークだからリアルなアメリカンフェアリーテールってまあ、こういうことなんだろう。
歌はいいし、出演者は悪役も含めてみんな楽しそう。継母という異次元間共通の暗そうなテーマもあるようだけれど、そんなことはさして気にならず、何も考えずに楽しめるところがミソ。
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