2008年終局への旅

Obituary: Sir Arthur C Clarke(BBC) his fictional musings formed the basis of what we now see as science fact.
SF作家のアーサー・C・クラーク氏が死去(朝日) 68年、スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」で原作と共同脚本を担当。完成された映像と哲学的な主題で、今もSF映画の金字塔とされる。続編となる小説「2010年宇宙の旅」「2061年宇宙の旅」「3001年終局への旅」を書き継いだ。
シネマトゥデイ:『2001年宇宙の旅』の脚本家、アーサー・C・クラーク死去 アーサーは、死の直前まで宇宙人の存在が証明されること、今よりも美しいエネルギーを抱いた世界になること、そして自分が住むスリランカの内戦が終結し、平和な未来が訪れることを願っていたという。
クラークは20世紀を代表する詩人として歴史に残るだろう。なぜ歴史に残るかといえば、20世紀の夢を綴り続けたからだ。
科学とオカルトを巧みに織り成した作品は現在進行形の夢先案内人だった。モノリスというアイデアはOPARTS的なオカルト系を巧みに導入し、科学と夢の融合を具現化した。
既に2001年は呆気なく過ぎ去ったがいまだ月面有人基地も月へのシャトル便も実現していない。現実はクラークに追いつけず、結果、夢は内向してしまった。
60年以上前に前世紀中に人類が月面に達することを予言し、今日の衛星放送網を発案したことが知られるが、彼の最高のアイデアは宇宙の旅と死への旅との融合のような「2001年」のラストだろうか。三島由紀夫は、あのシーンをさっぱり分からないと言って、翌年自決したが、クラーク自身よく分かっていなかったろう。とりあえず書いたとしか言いようがない。そして90歳までまことに幸せな長寿を全うした。とりあえず書いてみることの重要さを実践した人だ。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 映画ブログへ