福田首相、ダライ・ラマ14世成田立ち寄りも拒否

ダライ・ラマ14世、4月10日に成田立ち寄り(産経) チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が米国に向かう途中の4月10日、乗り換え(トランジット)のため日本に立ち寄ることが31日、分かった。政府高官は「トランジットなら問題ない」と述べており、日本政府は静観する構えだ。関係者によると、ダライ・ラマ14世は4月に米・シアトルで行われるイベントに出席するため、経由地の成田空港に立ち寄る。
このニュースを受け、福田康夫首相は1日未明、「飛行ルートを変更してほしい。何も日本に立ち寄らなくても米国に行けるでしょう」と記者団に答えたという。
福田首相は「インドから出かけるんでしょう。調べたら、デリーからロサンゼルスまで直行便がありますよ。シアトル行きたいならロサンゼルスで乗り換えてもらえればいいでしょう。なぜ成田に立ち寄るのかなあ。何を考えているか分かりませんね。他人の嫌がることやってはいけません」と靖国問題福田首相が発言したおなじみのフレーズを引き合いに出して不快感を露にしたという。
これまで福田首相は、中国チベット自治区でのデモ弾圧に対し、欧州諸国で北京五輪開会式への首脳不参加の動きがあることに関して「(中国政府を)声高に批判し、五輪と関連させることが今の段階で適当かどうか、よく考えなければいけない」(時事)と慎重に対応すべきだとの考えを示していた。
5月に予定されている胡錦涛国家主席来日に支障が出ないよう万全の配慮を、とのことだけれど、たとえトランジットで関係者に会うことさえ、中国政府が嫌がることをしてはいけないということで、水も漏らさぬ配慮ではある。
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