ナイーブな温暖化施策が地球を滅ぼす

Nature Net: 温室効果ガスを抑える施策 バッズ課税、グッズ減税 アメリカの環境分析シンクタンク、WRI(世界資源研究所)のロバート・C・レペット博士らのグループは、環境に対して負荷をかける行為(Bads)に対しては課税をし、逆に環境を改善する行為(Goods)に対しては非課税とする、あるいは減税を行うことにより、環境の改善を促進することを提唱しました。
世の中には、ナイーブというか阿呆な人がいるみたいだから、注釈をつけて見る。
バッズとは、たとえば、環境に負荷をあたえる廃棄物、汚染、資源の浪費などで、グッズとは労働、貯蓄、投資、事業などです。所得税法人税、消費税などの既存の税金は、税金を集めることに焦点がおかれてきました。 バッズ課税・グッズ減税は、課税と減税が相殺される“税収中立”で、環境に負荷をあたえる者に課税するという課税の“対象”に着目しています。
つまり、バッズ課税・グッズ減税とは、環境によいことをすれば税金が減り、悪いことをすれば課税されるのですから、環境によいと思われることを促進させる効果があります。

まず、ここで言われているバッズ。廃棄物、汚染、資源の浪費など、主観的、恣意的な定義に過ぎない。自然生態系から見れば、バッズもグッズもない。あるものにとっては廃棄物も汚染も資源である。「資源の浪費」に至っては、超主観的過ぎる。「バッズ」などという造語は単なるウケ狙いにしかなっていない。
さらに「グッズ」。労働、貯蓄、投資、事業などだって? これはエイプリルフールか。廃棄物、汚染、資源の浪費などは、こうした労働、貯蓄、投資、事業などで、発生するんだが、この提唱者たちはそんなイロハのイも知らないらしい。
こうしたナイーブ過ぎる世界観はずる賢い人間の餌食になるだけだろう。税制的に中立でも、実際は節税対策に利用されるのがオチか。
もう、こんなナイーブで阿呆過ぎる偏った価値観から卒業しないと、地球温暖化はますます放置されるばかりだ。
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