「日本にとって悲しい日」だって?

Japan blocks TCI from upping J-Power stake(ジャパン・タイムズ) John Ho, head of TCI's Asian operations, criticized the government's decision, saying Wednesday was "a sad day for Japan" and that the decision would have a significant negative impact on Japan's energy sector and economy.
"a sad day for Japan"?
コイツ何様のつもりなんだろう。日本の救世主気取りしているつもりか。いい加減にしろ。
ジョン・ホーは素直に"a sad day for TCI"と言えばいいのに。なんでこんな男に「日本にとって悲しい日」と言われなければいかんのか。たかだか30歳のチンピラ野郎に。日本はなめられすぎている。
Jパワー(電源開発)は日本株でも最も外資に開放した会社の一つだ。上場日本株の28%はすでに外資で、この比率は10年前の2倍以上になっているが、Jパワーはすでに今現在で39.9%が外資で占めていて平均を大きく上回っている。日本が閉鎖的も何も、むしろ開放しすぎの感さえある。もし、現在9.9%保有しているTCIの要求する20%保有を認めれば、単純計算すると、半分が外資で占められてしまうことになる。
経済産業省が懸念するのは、誰かが言っているように利権を守るというより、国の基幹産業の株の半分を外資が占めていいかどうかという問題で、経済協力開発機構(OECD)が「国の安全保障」を担う事業への外資規制を認めているのに沿ったものだ。
TCI(ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド)の本拠があるイギリスは、今バブルでカネが余っている。いわばカネ余り運用の尖兵みたいな存在で、FSAの指揮下にある準政府系ファンドだ。ホーが「英国にとって悲しい日」と言うなら許せるが、なんでこんな男に日本のことを悲しんでもらわなければいかんのだろう。あの、キャンキャン喚くような、いかにも小物ぽい態度なんとかしてほしい。子供のために収益の一部を寄付なんてことを前面に出しているファンドなど却って如何わしいことは、ホーの小物ぷり見ても分かる。その飼い犬面には子供のために寄付するようなしおらしさのカケラもない。
しかし、結果はTCIの実質勝利だ。TCIにしても、本気で20%取得できると思ったほどナイーブじゃない。要は日本国内で知名度を獲得することが隠れた目的だろう。これで、大量保有報告書にTCIの名前が出ただけで株価は大きく動き、売り逃げして儲け易くなる。
なのに、これが、「日本の資本鎖国」「外資離れ」につながるなんて、もうお笑いを通して滑稽だ。こういうナイーブで無知で自虐的な人たちがいる限り日本はなめられ続けるだろう。
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