平均寿命もカネ次第?

市区町村別平均寿命、男性トップは横浜市青葉区・厚労省 (日経) 男性の2位は川崎市麻生区で81.71歳。3位は東京都三鷹市(81.39歳)、4位は国分寺市(81.38歳)、5位は練馬区(81.16歳)だった。男性の上位30市区町村のうち、東京が11で約3分の1を占めた。神奈川が7、長野が4だった。
少なくとも、男性は都会、しかもわりと所得が高い層が住んでいそうな地域に集中しつつあるように見える。
厚生労働省の原資料から部分コピペすると、
[上位10市区町村]
順位 男 都道府県市区町村 平均寿命
1 神奈川県横浜市青葉区      81.7398
2 神奈川県川崎市麻生区      81.7132
3 東京都三鷹市           81.388
4 東京都国分寺市          81.3814
5 東京都練馬区           81.1542

6 長野県上伊那郡 箕輪町      81.1258
7 長野県上高井郡小布施町     81.0186
8 東京都小金井市          80.9988
9 熊本県上益城郡益城町      80.9
10 東京都目黒区           80.8972
で、上位10位のうち7つまでが、首都圏の主に西側の住宅地で占めている。都内下町はなく、東京都、神奈川県限定だ。1位、2位は高級感のある東急田園都市線沿線だ。5年前に比べても、その傾向が顕著という。
でも、なぜ男性だけ顕著なのだろうか。
結局、資産を手にした男性は、住居を高級住宅地に移り住む。かなりの年齢に達しているので、もう都心に住む必要がない。というわけで、上位10位にランクされるところに住むようになった。お金に余裕ができると健康にも投資できる。住環境もストレスたまらない。そんなこんなわけで平均寿命が高くなる。
じゃあ、女性だって金持ち亭主の女房だって長寿になるはずだが。ここらへんが微妙な感じがする。あるいはそうなのかもしれないけれど、まだ地方の、多分、適当な家事労働で自然にエクササイズしている女性にはかなわないだけなのだろうか。けれど、近い将来、女性の平均寿命上位10位も夫唱婦随でやはり首都圏郊外高級住宅地に集中する気がする。横浜市青葉区は女性も8位だ。
ところで、厚生労働省は所得別、あるいは資産別平均寿命なんて発表してないんだろうか。かなり重要なデータだと思うのだが。平均寿命でも格差社会が進行していて自然に恵まれて健康そうな食習慣のありそうな田舎の方が長寿という固定観念は物凄い勢いで崩れつつあるように思える。
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