世界で一番美しい夜

siuy公式サイト天願大介監督、田口トモロヲ月船さらら佐野史郎石橋凌三上寛市川春樹松岡俊介。映画「靖国YASUKUNI」とともに文化庁支援作品としてふさわしいかどうか一部議員の間で秘めやかに物議を醸したいわくつきの作品。
詳細は不明だが、ある女性議員が「大きな声で言えないが」と文化庁に問い合わせたのが発端。「実際には、猥褻なエロビデオじゃないですか。女性を侮辱するような作品をなぜ支援したのか」と抗議したという。特にヒロインの月船さららのヘア出しオールヌード、長時間パッコンパッコンに噛み付いたという。
これに対し、文化庁は「監督の天願大介さんは巨匠の今村昌平監督のご子息なので全面的に信頼しまして」と脚本など内容はチェックしなかったという。
怒った女性議員は他の議員ら有志を募り、密やかに試写会を開き、侃々諤々の論議となった。男性議員からは「縄文パワー」というのは全国各地で地域おこしに使われている、ロケ地の佐賀県にも縄文遺跡はある、と好意的で女性議員から顰蹙をかった。
ところが保守系議員から「あの貞操帯を開ける祝詞が『天岩戸』とは何事か。日本神話を冒涜している.。こっちにこそ右翼は頑張るべきだった」と妙なところから横槍が出た。しかし、ある議員からは「いや、ヒロインの輝子という名前自体がアマテラスのもじりだろう。天岩戸だってアメノウズメの裸踊りで開いたんだから、神話を踏襲している。主役がヘビになるというのも日本神話のヤマタノオロチを擬したもので極めて芸術的な日本文化を称揚する作品だ」と文化庁側を支援。
しかし、映画をよく観ているという議員からは「大体、主役はアレの大きさでライバルの同期記者に嫉妬されている。ヘビになったのはそのせいですよ。あの縄文パワーにしても、野外乱交パーティーにしても『パフューム』のパクリなのは明らか。芸術作品とは認めがたい」とさらにツッコミが入り収拾がつかなくなった。
だが、長老格の保守派議員が「何言ってるんだ君たち、これはそもそも少子化対策支援のためであってだね、国策映画なんだよ。あれだけやりまくってくれれば効果満点だろ。だから総理官邸にお礼に出かけたんだよ、ワハハハ」と鎮めたという。「製作者たちは文化庁の支援もらうためにうまくやりおったな」という声も聞かれ、結局、試写会は「靖国」のように大騒ぎになることはなかった。
ところで、エンドロール「Special Thanks 井川遥」は何だったのだろう。
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