どう見ても全日本じゃない星野ジャパン

星野日本がキューバに敗れる(日刊スポーツ)
始まる前から分かっていたけれど、あまりにもあんまりなことが対キューバ戦で見せ付けられた。あまりにも打線に迫力なさ杉。単打でつないでつないで1点ずつしか取れないしょぼすぎる野球。
メンバーのほとんどは「国際試合経験組」。2年前のWBCのMLB組を除いたメンバーとそんなに変わらない。まるで既得権でもあるかのようにレギュラーシーズンの成績、体調無関係に、故障気味の選手でも「国際組」は無理矢理選ばれているように思える。
しかも、長打打てる選手、レギュラーシーズンで活躍している選手は控えに回され、御馴染み組みで「つなぎ」だらけの打線。中畑ジャパンの時は無死で走者が出れば判で押したようにバント。今回は「つなぎ」という言霊が支配しているようで、「つなぎ」という言葉自体に「以前国際試合に出た選手のつなぎ」という意味合いすら含まれているように見える。一種の「世襲制度」ですらある。
長打打ちまくるキューバ打線と対照的にほとんどが単打。外野の頭を超える当たりは1本もなかった。これじゃキューバ相手に怖がられない。
「国際試合経験組」と「つなぎ」。なぜ言霊主義なのかと言えば、首脳陣の自己満足、安全第一保身、勝手が違う外国への恐怖からだろう。首脳陣は国内でいくら大きな顔していても外に出た途端、萎縮してしまう。萎縮していない振りしていても萎縮していることが手に取るように分かる。まるで日本外交をそのまま野球に持ち込んだような戦いぷり。そこがWBC優勝に導いた王貞治との違いだろう。
この分では、メダルすら心もとないと思う。
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