セックス・アンド・ザ・シティ

satc公式サイト。マイケル・パトリック・キング監督、サラ・ジェシカ・パーカー、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン、クリス・ノース、ジェニファー・ハドソン、デヴィッド・エイゲンバーグ、エヴァン・ハンドラー、ジェイソン・ルイス、キャンディス・バーゲン
皆さん盛りは過ぎているのに、映画に出てくる犬のように発情期が止まらない、止められない、というニューヨーカーobasans4人組のカワイイお話。演じている女優の実年齢で言うとキャリー43歳、サマンサ51歳、シャーロット43歳、ミランダ42歳。一番老けてそうな弁護士のミランダが一番若いのにはちょっと意外感。
キャッチコピーは2つのL。LoveとLabel、恋とブランド&肩書き。キャリーがマンハッタンのペントハウスというブランドに恋することで話は展開する。
相手のミスター・ビッグは文字通りビッグなお金持ちぽいけれど、それほどでもなさそうで、見栄からかなり無理して購入したようだ。結局キャリーと破局してペントハウスを手放すのもあるいは予定通りだったのかもと思わせる。本当のビッグなら1人寂しくディナーで年越しというのはあり得なさそうだし。
有閑マダム・サマンサの性的欲求不満ストレスによる過食症が寿司を体に乗せるというスシ満艦飾にまでに表現されるというのはどうも。寿司ってヘルシーフードじゃなかったのか。ま、どっちにしても食い過ぎれば同じか。
食べ物と言えば、メキシコのリゾートってそんなに危ないのかと思わせるシーンがある。生もの菓子はニューヨークから来ているプリンばかり食べている。シャーロットが過ってシャワーの水を口にしまっただけでお腹ピーゴロ、「パンツの中でチョコレートなんたら」状態になってしまうなんてレディーの尊厳に関わることで日本の映画では普通にあり得なさそうだけれど、平気で笑い飛ばしてしまう。メキシコはインド並みに凄いのか、あるいは単にニューヨーカーたちの偏見に過ぎないのかどうか。
とまあ、結局、繊細な恥じらいからも解放され、かといって、まだまだやる気マンマンな方々のセクシャル・コメディであった。結論としてLoveを長持ちさせるにはLabelという触媒が必要だ。Label=ブランド=肩書きというのは化粧品のようなものだ。最後は化粧を落とし、すっぴんに戻ってハッピーエンドとなる。かと言って、これからはしおらしくすっぴん人生続けるとはとても思えないけれど。ついでに普通、教科書的にはYou and meと言うところをMe and youと言う場面があった。これが生きた英語つうもんなんだろう。
ところで、携帯電話を使うシーンでiPhoneが嫌われて使われない場面があった。少なくともこの世代にはiPhoneはLabelとしていけてないらしい。
昨年、アカデミー助演女優賞獲得したジェニファー・ハドソン、それにVogueの編集長役に大物女優キャンディス・バーゲンが脇を固めている。
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