北京五輪時の中国株<<<東京五輪時の日本株

上海株急反落、5.3%下落 年初来安値を更新(日経) 上海総合指数は前週末比130.742ポイント(5.33%)安の2319.868と2営業日ぶりに年初来安値を更新し、2006年12月15日以来約1年8カ月ぶりの安値を付けた。
中国、五輪特需「期待外れ」 家電販売やホテル集客伸びず(同)
では、1964年10月開催された東京五輪のころの日本株はどうだったのか、ここで調べてみた。
日経平均株価 1964年 月次データ
月    始値     高値     安値    終値
1 1,204.40 1,338.18 1,204.40 1,326.96
2 1,329.71 1,329.71 1,257.26 1,257.26
3 1,253.90 1,278.56 1,204.63 1,222.17
4 1,233.92 1,235.95 1,203.21 1,232.24
5 1,238.38 1,322.26 1,238.38 1,318.81
6 1,319.34 1,359.31 1,295.69 1,359.31
7 1,352.97 1,369.00 1,306.72 1,309.21
8 1,313.09 1,313.09 1,262.19 1,276.11
9 1,293.92 1,299.96 1,210.34 1,217.23
10 1,223.64 1,231.07 1,203.14 1,212.56
11 1,207.62 1,224.55 1,202.69 1,209.31
12 1,209.09 1,234.65 1,205.98 1,216.55
最安値は11月だけれど、すでに10月にはその水準に下がっている。逃げ足の早さでは、北京五輪東京五輪も変わらない。というか、年明けからかなり乱高下していて、いつ逃げ出すかタイミングを測っていた感じだ。
次に、
日経平均株価 1961年〜1970年 年次データ
 年     始値     高値     安値     終値
1961 1,366.74 1,829.74 1,258.00 1,432.60
1962 1,425.30 1,589.76 1,216.04 1,420.43
1963 1,418.25 1,634.37 1,200.64 1,225.10
1964 1,204.40 1,369.00 1,202.69 1,216.55
1965 1,227.11 1,417.83 1,020.49 1,417.83
1966 1,430.13 1,588.73 1,364.34 1,452.10
1967 1,441.35 1,506.27 1,250.14 1,283.47
1968 1,266.27 1,851.49 1,266.27 1,714.89
1969 1,733.64 2,358.96 1,733.64 2,358.96
1970 2,402.85 2,534.45 1,929.64 1,987.14
五輪前の高値は1961年7月の1,829円74銭でピークアウトしており、なんと3年前が絶頂だった。その後の五輪前の底値は1963年12月の1,200円64銭だ。下落率は34.4%。日本株の60年代の底は1965年7月の1,020円49銭だから最終下落率は44.2%。
対して上海株は2007年10月の6,124.04がピークで、今日の終値2,319.87で比べると下落率62.1%。しかもわずか1年。日本でも五輪前に五輪バブルは既にはじけていたけれど、それにしても中国のスケールのでかさよ。もうこれだけ下げたのだから北京五輪閉幕すれば、案外一気に買戻しで反騰するかもしれない。なにしろ、日本が4年かけて下げたところを中国はたった1年でそれ以上に下げているのだから。反発もスピード早そう。もちろん、あと1年くらいはもの凄い乱高下になる悪寒はするけれど。
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