「業務命令」で総裁選出馬する人々

石破前防衛相、自民総裁選に出馬へ(朝日) 自民党総裁選には、麻生太郎幹事長(67)、石原伸晃政調会長(51)、小池百合子元防衛相(56)、与謝野馨経済財政相(70)が立候補の意向を示しており、5人が争う構図となった。ほかに、棚橋泰文元科学技術相(45)と山本一太外務副大臣(50)が立候補を目指す考えを明らかにしている。
プラス2で計7人。何かもうTVタックルのノリになりそう。
これは自主的行動というより、業務命令の類。笹川総務会長によると、福田首相は「複数の方でぜひ総裁選を実施していただきたい」と述べたという。今でも一応自民党総裁福田首相の意向に沿ったものだろう。麻生幹事長には「できるだけ派手な総裁選にしてほしい」と言ったらしい。自民党というかなり古い体質の大会社の社長の最後の命令とあらば、それは皆相談してその線で行くだろう。
「君と君と君、出たまえ。あ、君もTVタックル出演経験あるから出ろよ、ああ、顔見世でいいんだよ、難しく考えるな」とかなんとか、口頭で内々の「出張命令書」ならぬ「出馬命令書」が出回ったのだろう。
百家争鳴のように見えて、昨年の総裁選である時期を契機に「福田担ぎ」が一斉に起きて「まとまった」のと体質的には全く同じ。その担がれた福田さんの一言で今度は一斉に「複数候補」で「まとまらない」ということで「まとまって」しまう。石破氏などは単に海上ガソリンスタンド法(別名・新テロ特措法)延長の広報宣伝のためだけに駆り出されたようなものだろう。
所詮サラリーマン議員なのだから、出馬も「辞令」で決まるようだ。だけど多過ぎて却って盛り下がる悪寒。あまりに白々しいと見る方も今ひとつ乗れないだろう。
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