「民主国民党」は利上げを政権公約に

民主党:19日、国民新党に正式に合併提案…小沢代表(毎日) 民主党は18日、党本部で役員会と常任幹事会を開き、国民新党との次期衆院選前の合併に向けた協議を開始することを了承した。小沢一郎代表が19日午前、国民新党本部を訪問し、綿貫民輔代表に対して合併を正式に提案する。
思い起こせば、当ブログで「民主国民党誕生へ」なんて先走ったことを書いたのは、約1年半前のことだった。
けれど、当時、
国民新党の綿貫、亀井静香だけではいかにも地味で華がない。
と書いていた。
今でも、それに変わりなく、残る大きな課題は野田聖子という大輪の華はめでたくか、めでたくないか分からないが、自民党に復党してしまった。平沼赳夫氏は、その後、大病を患い、当時のパワーは減衰している。
今後の展開としては、時節柄、日銀政策金利引き上げに向けて自民党グループとのトレードを模索してほしい。いまや日本の最大の争点は、超低金利で日本を投げ売りして世界にバブルをばら撒いて国際金融システムを滅茶苦茶にする遠因を作った新自由主義とドメスティックな観点で国益を守ろうという派との対立だ。
金利国益と何の関係があるかという向きもあるかもしれないが、日銀には物価高騰を抑える番人としてだけでなく自国通貨の価値を守る番人というきわめて国益に関わる役割がある。これに比べれば郵政民営化問題など取るに足らない些事だ。
現在、自民党総裁選に立候補して利上げを政権公約にしている与謝野馨経済財政政策担当相、並びに景気対策で利上げを提言した自民党経済物価調査会会長の柳沢伯夫氏らの引き抜きだ。2人とも年寄りだが、2人が加われば、重みを増すことは間違いない。
金利に無知な竹中平蔵のような人間が政界のアドバイザーとして影響力を維持しているようでは情けなさ過ぎる。彼は、「輸入品が上がるのだから、100円のものが200円になるのは仕方がない。日本の国民はこの現実を受け入れなくてはいけない」(世に倦む日日)と言っていたそうだ。ほとんど売国奴の言だ。
むしろ、最近、「強い円は日本の国益」という本を出した榊原英資氏衆院選に立候補させて、争点を明確に示すべきだろう。
[追記9/19]一応、合併は物別れに。まあ、選挙の結果次第でしょう。
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