“世界”は沈むのか

世界株安:中東にも波及　エジプトで16%超の最大下げ幅(毎日) エジプトの代表的な株価指数であるCASE30は7日、16.4%と過去最大の下げ幅を記録したほか、湾岸産油国の7市場で、同日までの3日間に時価総額が1500億ドル(約15兆円)減少した。潤沢なオイルマネーに支えられる中東も世界同時株安の影が忍び寄っている。中東最大の株式市場であるサウジアラビアでは、全上場株株価指数のTASI指数が6日の732ポイント安に続き7日も472ポイント下げ、2日間で16.1%下落した。クウェートやアラブ首長国連邦などの湾岸産油国でも同様の傾向が続いている。
アラブ首長国連邦・ドバイ沖のパーム・アイランドとザ・ワールド。今年1月の「海上の楼閣」では、地球温暖化で沈むだろうと書いたけれど、国際金融危機でもっと早く沈む悪寒。
地元のThe Nationalには、Dubai sees no reason to stop scraping skiesと高層ビル建設を中止する理由は何もないと強気の見出しを出しているけれど、
“It is slightly different from last year. Last year it was sort of queuing up and fighting each other, standing on chairs,” said Sameeh Khaleel, a UK citizen who bought on Reem Island in Abu Dhabi last year. “I am just kind of observing this year before I buy anything else.”「昨年とはちょっと違っている。去年は行列が出来て椅子取り競争状態だったが、今年は買いの前にちょっと様子見だね」という。
ドバイの住宅価格は今年第1四半期43%高騰したが、第2四半期は16%の上昇止まり。第3四半期の7-9月はこの調子だと下落に転じそうだ。というかこの国際金融情勢では必然だろう。
バベルの塔ならぬバブルの島の遺跡になったらしゃれにならない。一体、どうなることやら。
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