高橋尚子失意の引退

尚子が現役引退を正式に表明(日刊スポーツ) 「Qちゃん」の愛称で親しまれ、小出義雄氏の指導の下、日本陸上界に戦後初の五輪金メダルをもたらし国民栄誉賞を受賞。01年ベルリン・マラソンでは女子で初めて2時間20分の壁を突破する2時間19分46秒の当時世界最高記録をマークした。
もう一つ、高橋尚子の最も偉大な記録は1998年12月6日のバンコクアジア大会で、高温多湿の気温30度を超す最悪な条件で2時間21分47秒のアジア最高記録(当時)で優勝したこと。これ、気象条件別記録というのがあればいまだ世界最高と思う。
あの酷暑に比べれば、アテネの酷暑などなんでもないはずなんだけれど、あの時、選ばれなかったのは陸連の失態以外何物でもない。彼女は調子が悪くても成績は偏差値で見れば日本人選手最高だった。(Qちゃん復活でなく復権)
こうして日本が生んだ2人の金メダリスト、高橋尚子野口みずきは1度も直接対決することなく終わってしまった。こんなことアリかと思うほど不思議と言えば不思議だ。
大体、メダル取った途端、普通でなくなってしまうのは日本人の特徴。ロバだってエゴロワだってヌデレバだってメダル取った後もごく普通にレギュラーに大会に出場していた。
けれど、有森裕子から野口まで、メダル取ってから国内レース出場が極端に減る。多分、本人の問題というより、周りの空気に別格扱いされて、下手に出にくくなるんだろう。これまでのマラソン人生とは違ったプレッシャーとかがのしかかるのだろうか。2人とも一度金メダル取ると、余計なことに気を使い、無理して失敗したのも共通している。あのムキムキQちゃんもバーベル上げるみずきちゃんも結局自爆だった。
そんなことしなくたって2人とも余裕で最強だったはずなんだけど。惜しい。
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