富士真弓さんのこと

fujimayumi富士真弓さんに会って来た。ところは丹沢・鍋割山頂上。真弓の木の実が今は盛りで、そのデリケートなピンク色が美しく、真冬並みの寒さの中で紅葉よりも、むしろ目立ってしまう(フラッシュ焚けばもっと綺麗に見えたものを)。
冷たい雨の中、富士は奇跡的に姿を現し、富士真弓さんが成立した。野生の真弓の実は優雅であっても、毒があって鳥も鹿も食ってくれない。ニホンジカのペアも木の下に姿を現したのだけれど、実には目もくれない。文字通りの高嶺の花状態だ。花ではないのだけれど。その凛とした孤高さは、
富士には月見草真弓の実がよく似合う。

小屋のご主人によると、これは、山道で時々見かける南天の実をまとめて付けたようなマムシ草の実も同じで、今時、たわわに実っている野生の実は多かれ少なかれ毒があるようだ。
ちなみに鍋割山荘のご主人、もう還暦過ぎているのにいまだ70キロぐらいのボッカをほぼ毎日こなすスーパー山男。皇太子殿下も即位前の25年前に山荘を訪れられていて、記念写真が荘内に飾られている。ヤマビルのフィールドワークもされていて、シカが増えた結果、雌雄同体のヤマビルがシカの血を吸い、血を吸った栄養状態の良いヤマビルはメスになるそうで、その結果、大量の卵を産み、ヤマビルが大量繁殖しているそうだ。
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