一切値引きしないで駄文垂れ流す伊東乾の「常識の源流探訪」

NBonline 伊東乾の「常識の源流探訪」:ノーベル賞を勘違いした日本人 情報の生活習慣病を考えるを読んでいると、この人のある種の「酷さ」が身に沁みる。駄文を量産するコツというか駄文を駄文と感じないメンタリティのようなものが感じられるのだ。
ノーベル賞の話かと思ったら、いきなり小泉毅容疑者がオードブルで出て来る。
報道を見る限り、34年前に小泉容疑者になついていた野良犬を保健所に持ち込んだのは容疑者の親であって、保健所は決められた業務を行ったのに過ぎません。さらに「動物管理」は環境省自治体の管轄で厚生次官は関係がない。ネット株取引で利益を上げられなかった小泉容疑者は、捜査関係者に管轄が違うと言われて「えっ?」と絶句したそうですが、綿密な個人情報も調べられる彼が最終的にその短絡を理解できないはずはありません。
短絡しているのはこの人だと思うのだけれど。まあ、「小泉毅容疑者は勘違いしていない」でも読んでほしいとは思うけれど、それはともかく、その後いきなり、ノーベル賞を勘違いした日本人と来る。出ました「日本人」の一般化。湯川博士がうんぬんかんぬんから始まるのは言いのだけれど、肝心のご本人が、授賞理由が、
「原爆投下への謝罪の意を込めて、日本科学を世界第一線のものと承認するセレモニー」としても企画されたものだと考えられます。
とだんだん妄想系になってくる。しかも、本人は、
実は長崎への原爆投下が実験であったことは、私自身40歳を過ぎるまで知りませんでした。
小泉容疑者の真似じゃないけれど、「えっ」だ。そんなこと最初の原爆投下なんだから実験も兼ねていたことぐらい常識なんだと思うのだけれど。それもまた物理学学んでいたのにいい年した40歳過ぎるまで知りませんでした、なんて恥ずかしくてたとえそれが本当でも言えるもんじゃない。この方、1965年生まれだから、つい最近知りました、てことだろう。よく言えば正直な人だけれど、ちょっと拙いじゃないかと思うよ。
驚いて過去の記事もざらっと見たら、
オバマ大統領の真珠湾 筑紫さんとの約束と「瞼の母」では、例の田母神俊雄氏の論考を取り上げ、12月8日までに田母神氏を表彰したら重大な事態になるという。何のことかと思えば、真珠湾奇襲の記念日が迫っている、しかも英語に翻訳されている、バラック・オバマハワイ州出身だ、重大事態だ、なぜそのことを考えなかったのかというのだから、本当に飯が噴き出そうになった。こういうのを連想のトンデモ核分裂と言うべきか核融合と言うべきか迷うところだ。
それ以前にも他に、
KY空幕長の国益空爆のもあって、
もし12月8日、真珠湾攻撃の日に、真珠湾攻撃の参謀で後に特殊奇襲攻撃の発案にも加わった、源田實・帝国海軍大佐=第三代航空幕僚長の後任官である田母神氏が、現役の空幕長として「日本は太平洋戦争に引き込まれた被害者だ」と「論文発表」して「賞」を受ける、といった情報を米国当局が手にしたら、どれだけ効力をもつ「カード」として日本を不利に陥れていたでしょうか?
通読すれば確かに面白そうだ。筑紫哲也さんに「一切値引きしないで、いい仕事してくださいね」と励まされたそうだが、まあトンデモな人を推薦して筑紫さんは逝ったものだ。死者に鞭打ちたくないのだけれど。
ある面、このコラム、第2の毎日新聞英字サイトコラムになる可能性も考えなくてはいけないと思う。
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