北極海の海氷面積12月での史上最小に急接近

1220ASIEこちらのイメージの最新グラフ(arcticseaicenews)を見ると、北極海の海氷面積の冬季増加に急ブレーキがかかり、夏に最小記録を作った2007年とほぼ並んだ模様だ。このままブレーキが続くと、冬季の最小記録になるかもしれない。
最近の急ブレーキはかなり異常。11月前半にも似たように一時ブレーキがかかったが、今度はもっと長い。海氷面積というのは、北極海でも結氷し易い海域としにくい海域があるので、結氷し易い海域がカバーされると以後、中だるみになるということも考えられ、今後の推移は何とも言えない。
ただ、既に北極の氷、観測史上最小規模に縮小=世界気象機関(ロイター) 「氷は2008年にさらに薄くなったので、全体的な氷の量は過去のどの年よりも少ない」と報道されているが、冬季で面積も最小記録を更新すれば、回復力がさらに弱まったことになる。11月の北極圏はNASAのデータでは異常に高まっている。もっとも、極地帯では、冬季の異常高温は常態化しているので、今年に限ったことではないので、言わば粛々と縮々しているというのが現実のようだ。
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