朝青龍バッシングな人々が大変なことになった件

JanJan:松村宏のNEWSな顔 朝青龍の快進撃に相撲解説者の権威失墜か 初場所は出たらダメ(結果は)火を見るより明らか」「このまま朝青龍を優勝をさせたら、横綱大関は何をしていたんだ、と大変な事になる」
その大変な事「朝青龍、決定戦で勝ち23度目優勝/初場所(日刊スポーツ)」になってしまった。私も北の富士さんの一連の発言を他人事ごとながら心配していたのだけれど。
北の富士さんだけでなく、竜虎さんもテレビで「稽古やってないから体がブヨブヨ」などと完全に馬鹿にしていたが、実際、朝青龍の体はそんなにブヨブヨじゃなかった。日本人力士の方がよっぽどブヨブヨ。
私の予想は12勝以上だったけれど、集中力で14勝まで行った感じ。心配なのは今場所頑張りすぎて左ひじが悪化しないかということ。一度左ひじを痛がる一番があった。
そもそもで言えば一昨年7月のサッカー事件から始まったのは朝青龍追放キャンペーンだった。背景にあったのは、「横綱の品格」でも何でもなく、恐ろしい勢いで優勝回数を伸ばしていた凄過ぎる朝青龍そのもの。
歴代優勝力士を見ると、朝青龍は、平成14年九州場所の初優勝から平成19年名古屋場所の21度目の優勝まで、29場所で達成している。優勝率何と72%。ほぼ年六場所中四場所優勝していたことになる。しかも当時まだ26歳の若さだ。単純に計算して以後5年横綱を続ければ更に20度計41度優勝する計算になる。
歴代で最多は大鵬の32回、続いて千代の富士31回、北の湖24回、貴乃花22回。歴代の名横綱ごぼう抜きして、トンデモない優勝回数の記録を作ることは目に見えていた。ある種の人々が「国技の危機」と感じない訳がなかった。北の富士さんの言葉を借用すれば、
「このまま朝青龍に優勝を続けさせたら、これまでの日本人力士は何をしていたんだ、と大変な事になる」
ということだ。
その結果、朝青龍はこの1年半で今場所を含めてわずか2度しか優勝を飾れず、優勝ペースはスローダウンした。その間に白鵬が成長し、朝青龍独走の抑止力が充実した。後3年横綱を張り、年3度優勝されても、32度で大鵬とタイになるだけで、少なくともごぼう抜き通算40度以上という「国技の危機」は避けられる。
更にいくらマスコミが朝青龍バッシングを煽っても、朝青龍は全然しおらしくならないし、ファンはむしろ日本的な判官びいきすら抱いて朝青龍人気は高まるばかり。もうそろそろ朝青龍バッシングは不利益になると悟った人々が掌を返す時期になってきた。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 ニュースブログへ