プライド

pride一条ゆかり原作、金子修介監督、ステファニー、満島ひかり渡辺大高島礼子及川光博由紀さおり。共にオペラ歌手を目指す絵に描いたような良家のお嬢様(ステファニー)と絵に描いたような上昇志向丸出し娘(満島ひかり)が絵に描いたような出会いで確執する出会い系青春ドラマ。
一体、この映画って何だったのだろう。プライドがあるにしては、ステファニーに品性が感じられないし、ブスい美人という印象しかない。素で見ると、むしろ満島ひかりの方に品格が感じられる。何より2人とも、心の肌理がなくて美人人形のようでもあり、文字通りの絵空事。何と言うか、得体の知れないキモさだけがあった。
ラストで2人はウィーン、ミラノ、それに男がニューヨークと絵に描いたような安っぽい留学=ステップアップがプライドの担保というのはプライドの貧困が極まる。最後にユニットで歌っていたのを聞いてなぜか昨年再結成したSPEEDスピードのWhite Loveを連想してしまった。でも、SPEEDの方がうまいし、品性もある。
この映画をどうまとめていいものやら、あれこれ悩んでいるうちに、この映画を一言でぴったり表現されている言葉に出会った。
映画通信シネマッシモ☆プロの映画ライターが贈る映画評より。
見ようによっては怪獣同士の戦いに見えなくもありませんね(笑)。by渡まち子さん。
いやあ、怪獣同士の戦いだったんだ。本当にその通りの感じだから怖い。怪獣同士のプライドを賭けた戦いなら十分に納得できる。
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