姜尚中さんも勘違いしたオバマ演説

朝まで生テレビ激論!オバマ新大統領とニッポン」を録画で見たら姜尚中東京大学大学院教授が例のバラック・オバマ米大統領就任演説について、
朝鮮戦争のケソンまで言っているでしょ、ケソンで亡くなった人までね、それは彼としてはやっぱり、アメリカの中産階級、無名の人がアメリカをつくったと言っているわけですから、やっぱり、そう言わざるを得ないし・・・
と発言していた。けれど、これは在日二世の姜さんにはあるまじき勘違い。
オバマ大統領が言及したのは朝鮮戦争ケソン(開城)じゃなくて、ベトナム戦争ケサンですな。私も最初読んだ時、ケソンかなと思ったけれど、まさか朝鮮半島に詳しいはずの姜さんまでが勘違いするとは思わなかった。ケソンでも北側と南側で一進一退の攻防はあったようだけれど、アメリカ軍に多数の犠牲が出たという歴史的戦闘という話は聞かない。
ケソンは英語でKaesongだが、オバマ大統領が言及したのはベトナム戦争の激戦地だったKhe Sahn(毎日英文)だ。
これ、単純な間違いに見えるけれど、ケソンとケサンじゃ大きな違いがある。もしオバマ大統領がケソンと言っていたのなら、北朝鮮が黙っていなかったろう。すぐに朝鮮放送がオバマ大統領を罵倒して一悶着起きていたと思う。
大体、オバマ大統領がケサンに言及したことも政治的にはマイナスだったと思う。ベトナム戦争を肯定したのと同じような印象を与えてしまう。姜さんは、アメリカの原点回帰という観点で発言していたけれど、それはとりもなおさずこれまでのアメリカの肯定にしか見えなかった。
大体、この人、昨年の紅白歌合戦の審査員に出たり、一体何しておられるのだろう。こんな初歩的な間違いを半島関係者のインテリが犯すのも「マスコミ村」(Espresso Diary@信州松本)の弊害によるものだろうか。
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