「つなぎ」という精神安定剤飲み過ぎたWBC日本

日本、韓国に敗れ崖っぷち/WBC(日刊スポーツ)
米国残った!サヨナラで4強入り/WBC
ということで、念願の日米決戦は薄氷を踏む雰囲気で、危うい限りだ。
日本は7安打し、この前のキューバ戦でもそれぐらい打っているけれど、アメリカに渡ってから、外野手が目測を誤って二塁打になったのをのぞけばまだ長打1本すら出ていない。まだ外野手の頭の上を越した打球が1本もないスモール打線ぷり。ここらへん、何とかの一つ覚えのような原辰徳監督のキャッチフレーズ「つなぎの野球」の効果がネガティブに出ている。つなぐことばかり考えているうちに好球見送り悪球必打、その結果、糞詰まりの便秘状態に陥った。キャッチフレーズってある意味、自分を安心させるための精神安定剤のようなところがある。ただし、眠気に注意。
大体、スモールベースボールとかを強調し過ぎると、士気までがスモールになり、消極的、受身、「もし失敗したらどうしよう」症候群に陥ってしまう。大体、高校野球じゃあるまいし、プロ中のプロに「つなぎ」はないだろう。
便秘薬にはおかわり中村剛也のような選手が必要なのだけれど、選外だからもうどうしようもない。アクシデントが起きたキューバの投手陣頼みになってしまった。
つなぎ症候群が伝染したのか、あのダルビッシュ有が初回緊張の色ありあり。スライダーばかり投げているので危なそうと思ったら、案の定だった。解説者が「あんなギリギリ狙わなくてもいい。見下ろして投げろ」と言っていたけど、その通り。2回以降はご立派なピッチングなのに、何気にもったいない。
松坂大輔は別格として、見渡したところ、WBCの雰囲気に飲まれず、精神安定剤なしで根性座っていそうなのは田中将大ぐらいなもんだろう。マー君は、たとえベンチがあたふたしても平常心失わない口だ。明日のキューバ戦、岩隈久志がもし打ち込まれれば、マー君をロングリリーフに使うしかないだろう。他の投手はどうも頼りなさげだから先発並みに使ってもらいたいよ。
アメリカはメンバー見ても、オールアメリカンにはどうしても見えない。3番ロリンズ、ユーキリスが4番というのは、なぜかつなぎの野球の日本に似ていて迫力ない。地元アメリカで盛り上がらないわけだ。それでも準決勝まで行ってしまうところが、前の大会のように色々あるのかもしれない。
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