阿呆首相の三種の真偽


麻生首相の誤読は今更内閣支持率に影響しなくなったのだけれど、最近も「弥栄」を「いやさかえ」と天皇皇后両陛下の前で読んだり、と皇室関係の誤読が連発していたようだ。「いやさかえ」で間違いじゃないという説もあるのだけれど、あの文脈、TPOではやはり「いやさか」の読み間違いだろう。けれど、ギリギリで「完全無所属」ならぬ「完全間違い」ではないというところで踏み止まっているのは、内閣支持率に似てなくもない。「三種の神器」も恐ろしく微妙。出典はこれ↓。
IBTimes:麻生首相、日本の経済成長戦略を発表-20年まで雇用400万人創出など

低炭素革命については、太陽電池、電気自動車、省エネ家電が「新たな三種の神器」になると述べ、目標として太陽光発電を20倍に増大し「世界一」の規模にすることや、エコカー販売台数を新車販売の半数に押し上げることなどが掲げられた。具体的には、電力会社が家庭から生まれる太陽光電力を現在の約2倍の価格で買い取ることや、公立学校への太陽光パネル設置が挙げられた。

麻生首相は「しんぎ」と言ったわけだけれど、「神器」だけなら「じんぎ」以外に「しんき」「しんぎ」とも読む場合もあるが、「三種の神器」に限れば「じんぎ」と読まねばならない。ただし、ここでも「完全間違い」から免れている。
もう一つオマケに普通、「クールジャパン」と言うべきところを「ジャパンクール」と言っていたのだけれど、宮台真司氏videonewsのnewscommentaryで、「ジャパニーズ・クールじゃないとおかしいでしょ」と言っていた。確かに日本語的には「クールジャパン」が主流のようだけれど、これもアマゾンには「Reading Japan Cool」という本も出ており、Asia Timesにも、

Catching on to 'Japan Cool'

という見出しの記事もある。要するにどっちでもいいのだ。というか、文脈的には「日本風格好よさ」なので、「ジャパンクール」の方が合ってそうでさえある。
つまり、三種ともギリギリで「完全間違い」でない微妙なところで踏み止まっていることが今の麻生さんらしい。運がいいのか、たまたまなのか、何かどこかの塀の上を酔っ払いながら千鳥足で歩いていて、けれど落っこちない人という感じだ。
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