家宅捜索で丸裸にされた草なぎ剛さん

草なぎ容疑者の自宅を家宅捜索 押収品なし(サンスポ)

公園で全裸になったとして人気グループSMAPメンバーの草なぎ剛容疑者(34)が公然わいせつの疑いで逮捕された事件で、警視庁赤坂署は23日午後、東京都港区にある草なぎ容疑者の自宅マンションを家宅捜索した。捜索は約30分で終了。押収物はなかった。赤坂署は逮捕後に尿検査も実施したが、薬物反応は出なかったという。同署は家宅捜索について「動機や事件の背景を探るため」と説明。

具体的には公然猥褻の常習性があったかどうかなどが理由だそうだ。しかし、常習性を探るなら、高橋洋一氏の銭湯置き引き窃盗容疑書類送検事件の方がまだ必要性が強いと思われる。しかし、高橋氏は家宅捜索されていない。
一体、公然猥褻の常習性をどう探ろうというのだろうか。本とかビデオとかDVDとか、PCのファイルとか、そんなものをざっとチェックするのだろうか。一般人ならただの酔っ払い行為なのになぜ家宅捜索までする必要があるのか。
仮に公然猥褻と関連性がなかったとしても、警察は正々堂々自由にプライベートな部分をあら探しできる。中には他人に知られたらまずいものとか、そういう類のものの一つや二つ見つけているかもしれない。
そのような容疑事実と関係ない情報が収集され、「弱味」が“貯金”され、それがデータベース化されて、共有化される。いざという時に、“裁量権”という伝家の宝刀を抜ける選択肢が増える。こういう“地道”な積み重ねが意外と官僚支配を確固たるものにしている気がする。
もちろん、草なぎさんのデータベースなど集めたところで、ほんのわずかの力にしかならないだろう。しかし、人脈次第で意外と役立つことだってあるし、1人の「弱味」では大したことはなくとも、弱味の連鎖を組み合わせることで大きな“権力”にも成り得る。
都合の悪い人間を裁量的にスキャンダルで失墜させようとするには、こうした一見必要と思えない家宅捜索などによる容疑事実以外の事実の積み重ね的収集が重要なのだと思う。今役立つ情報ではなく、将来役立つ情報だ。よく言われる国策捜査とはかくも地道な捜査なのだと思われる。
草なぎさんは自ら丸裸になっただけでなく、別の意味でも丸裸にされた。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングブログランキング・にほんブログ村へ