官僚支配と世襲議員は車の両輪

フジテレビ・新報道2001より
出演した後藤田正純世襲衆議院議員の弁明
1.世襲候補制限は小沢一郎公設秘書事件などを覆い隠すための唐突な提言。
2.世襲候補制限は仕事してない人たちが言っている。世襲議員はそれぞれの分野で立派に仕事している人が多い。
3.遺産相続は適切に行われるべき。
4.最近世襲総理が続いているのはたまたまに過ぎない。

ざっとこんな具合だった。
1.については主観的過ぎてそうかもしれないし、そうでないかもしれない。後藤田議員の主観的問題ということで。
2.については、そもそも仕事が出来る機会(議員になれなければ、当然議員として仕事する機会がない)が問題になているのに“既得権”持っている人が仕事している、仕事していないなどというのは問題のすり替え以外の何物でもない。
3.については、その通りで、ご自分はたまたま相続していないので正論を吐けたようではある。
4.これをたまたまと言うのは、まあ、
超世襲同士の総裁選
でも読んでほしい。たまたまじゃなくて、お飾りの村山富市氏を除けば、9代連続世襲総理だ。
番組では田中角栄氏が二世重視で公認候補を増やしたと解説していたが、これは角栄の学歴コンプレックスの裏返しと同時に二世の方が何かと支配しやすいという政治戦略の結果だろう。お父さんのこと知っていれば、それが「秘密情報の共有」、つまりは、
家宅捜索で丸裸にされた草なぎ剛さん
と同様、「キンタマを握る」という政界操縦術に直に役立つからだろう。
その意味で、官僚支配と世襲議員の増加は相関関係にある。両者は相互補完的関係にあるとさえ言える。「秘密情報」の管理者が官僚になれば、世襲議員はもっとも好都合な議員ということになる。
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