いまだGWでも土曜夕刊発行する新聞社

土曜日、夕方、たまたま入った喫茶店に夕刊があった。
そうか、まだゴールデンウィーク期間中すら新聞社は土曜日の夕刊を発行しているのだ。週刊誌でも年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みは合併号を発行して1週間休みなのにその変わらなさにある種の感動すらする。
読むと、ニュース面は一面、それから社会面2面。といっても、そのほとんどは暇な話題物。二面はなんとクイズ面。ニュース面は刺身のつま程度しかない。
よく考えると、なぜこうも土曜夕刊に固執しているのかといえば、恐らく、官庁の天下り先確保とよく似たところがある。埋め草的記事を扱うのも記者の天下り先確保のためで、いわばノンワーキング・リッチの受皿なのだ。
恐ろしいことにマスコミは官庁以上に既得権を大事にする。いまだ1000万部維持している新聞社もある。発行部数なのだから嘘ではないといえば嘘ではないのだろうが、読者に売った実売数ではとっくに落ちていて、周りもそんなこと知っているのに知らない振りして1000万部に見合った広告代を支払っている。つまり、1、2割割高に支払わされている。新聞代だって、無駄紙印刷代のコスト分を支払わされているのだからやはり割高な料金を支払わされている。
官庁はまだ批判に晒されているが、マスコミと裁判所はまだ本格的な批判の対象になっていない。