アインシュタインは無限の経済成長を否定する

温暖化問題が最近のトピックと勘違いしている人は意外と多い」を書いたら、ついでに書いたつもりの鳩山邦夫氏のゼロ成長、マイナス成長の経済学にかなり反発を受けた。
id:Cruさんのコメントで紹介されたEconomics Lovers Live:過去に僕もその三択問題でプッツンしたことありましたを読んでみた。恐らく、

絶対的な貧困への唯一にして最善の処方箋は経済成長なのです.

がキモなんだろう。
けれど、問題は絶対的でなく相対的なものだ。全員がネットカフェ難民なら貧困は存在しないわけで。そして経済成長はいくらid:WATERMANさんが「カネへの無限の欲望」を言っても、必ずその膨張には膨張自体に膨張を抑制する力が内在している。以前書いた、
アインシュタインは累進課税を正当化する
は無限の資産膨張は時間の制約によって限りなく無意味化することを書いたもので、それは累進課税の合理性を証明するものだった。
だとしたら、今後なすべきことは累進課税の再登場だ。所得税のみならず、固定資産税、相続税の累進化、あるいは消費税の累進課税版の物品税の復活だ。経済成長など少なくとも今の日本では限りなく無意味化した概念だろう。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 経済ブログへ