アフガン復興は風力発電と太陽電池で国土を埋め尽くすことだ

鳩山首相、職業訓練でアフガン支援=英は給油継続を要請

【ニューヨーク時事】鳩山由紀夫首相は22日夜(日本時間23日午前)、ブラウン英首相とニューヨーク市内で会談し、アフガニスタンへの復興支援に関し「(反政府武装勢力の)タリバン兵士の社会復帰のための職業訓練を行い、平和にする道もある」と述べ、民生分野で積極的に実施する意向を表明した。

うむむ、こんなこと言っていたのか。職業訓練って、非正規雇用じゃないのだから、一体どんな訓練するのかよう分からん。職業訓練なら彼ら自身で射撃訓練とか自爆訓練なんかしていると思うぞ。
それよりも、アフガニスタンの土地利用を考えた方が早い。

国土の大半は乾燥しており、真水の入手できる場所は限られている。気候は大陸性で、夏は暑く、冬は寒い。

(wiki)
のだから、農業に向かない。
日本人でもペシャワール会中村哲医師が井戸を掘ったり、用水路を作って緑化に努められているが、いかんせん限界がある。というか事実上、焼け石に水だ。そもそも地球温暖化で水源の高山の雪が減って、今後ますます水は枯渇すると思われる。
しかし、人工農業には向いていると思うぞ。
ここで言う人工農業とは、水は要らない、太陽と風さえあればOKという21世紀型土地利用だ。
こういう乾燥して森林にもならない、農業も不向き、せいぜいケシの栽培しかできない土地でも人工の木風力発電人工の草太陽電池パネルを“植える”方が早い。裸の山岳地帯でも風力発電太陽電池パネルは“植えられる”筈だ。
効率性から言えば、雨の多いモンスーン地帯の日本で太陽電池を普及させるより、アフガニスタンに普及させた方がよっぽどいい。風力発電だってそうだろう。森林の代わりに“風力発電林”を“植林”するのだ。
この“農産物”は電気だが、需要はお隣のインドに一杯ある。パキスタンを横断する高圧電線を建設すれば、豊かな“農地”になるのだ。そのための土地は一杯ある。
実は、風力発電太陽電池は、これまで不毛の地だった土地を生産の場に転換できる道を開いた。電気を輸出することによって経済が潤えば、やがて治安も良くなろう。鳩山由紀夫首相にはタリバン兵士に風力発電太陽電池パネルのメンテナンス訓練を施すように提案していただきたい。これこそ鳩山イニシアチブの技術援助だろう。
電力には宗教対立も政治対立もない。イランやイラクも石油は反イスラム的だなんて言っていない。クリーンエネルギーが自分たちの国土を変える切り札と理解されれば、発電施設を破壊しようなんて思わないだろう。治安の悪さを理由に建設に躊躇していればいつまでたってもアフガンはアフガンのままであり続けるだろう。
アフガニスタンを貧困と暴力から解放するのは、風力発電太陽電池で国土の大半を埋め尽くし、世界トップクラスのクリーンエネルギー供給地に変えること以外に方法はない。日本だけでなく、イギリスもその他先進国も風力発電太陽電池の建設のために“増派”すればいい。
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