株主堀江貴文氏が経営者堀江貴文氏を訴えていたら

株式会社LDH(旧株式会社ライブドア)との訴訟上の和解についてでご本人の堀江貴文氏は、公式発表以上のことはされていないが、「ホリエモンの損害賠償支払い理由がさっぱり分からない」(金融日記)と言っている人までいるので、色々考えていたら、素朴な疑問がわいてきた。
堀江貴文氏って、冷静に考えれば、この訴訟において、被告であると同時に原告でもありえたんじゃなかろうかと。
なぜなら堀江氏は、あの2006年1月の東京地検特捜部が捜索した時点で相当のライブドア大株主であったはずだ。捜索後、LD株は大暴落したのだけれど、仮に経営者たる堀江氏に責任があったとしても、株主たる堀江氏は理論的に見れば、被害者でもあるはずだ。
素朴に考えれば、自業自得ということになるかもしれないけれど、資本と経営の分離の原則にかんがみれば、経営者堀江貴文と株主堀江貴文も法的に分離されて別人格に扱うのがスジじゃないかと。
だから、株主堀江氏は経営者堀江氏に損害賠償を訴えてもいいのではなかったと思えるのだ。堀江氏は当時、全ライブドア株の相当の割合の株を保有していた思う。なら和解金208億円のうち相当の部分は行って来いで堀江氏に還元されるべきじゃないのか。そこんとこ、法律上どうなっていたのか、あるいは問題外だったのか不勉強で分からないのだけれど。
いずれにしても、LDHに支払われる和解金は周りまわって株主に支払われるのだろうから、大株主の堀江氏にも支払わなければ平仄が合わない気がする。堀江氏がそういう損害賠償訴訟をしてないようだから、今更無理なんだろうけれど。法律の専門家はどう考えておられるのだろうか。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 ニュースブログへ