マスコミを利用した巧みな大相撲八百長劇?

安治川親方慰留受け退職撤回、信念は不変(日刊スポーツ)

日本相撲協会の理事選挙で一門外の貴乃花親方に投票した安治川親方(36=元前頭光法)が3日、東京・両国国技館内で会見し、退職を撤回し、同協会に残留する考えを示した。前日2日、立浪一門宮城野部屋の部屋付き親方として、一門外の貴乃花親方に投票した責任を取って、角界を去る決意を表明していた。
 この日は朝から一門の理事の友綱親方(元関脇魁輝)から退職を思いとどまるように説得を受けた。安治川親方は「大変お騒がせして申し訳ない。一門のご厚意により、協会に残らせてもらうことになった。一から、また勉強して頑張っていきたい」と話した。一方で「一門の大切さは分かっていますが、枠を超えて(貴乃花親方)支持した気持ちは今でも変わらない」と信念は不変であることも強調した。
 会見に同席した友綱親方は「責任を感じての行動だったのだろうが、一門として(辞任を求める)話をしたわけではない」と慰留した理由を説明。続けて「協会、一門、部屋の仕組みを勉強してもらわないといけない」と再教育する考えも口にした。

これは凄いスピード決着。まあ、どうせこうなるだろうと思っていたけれど、たった一晩でケリをつけるというのは、案外、日本相撲協会はマスコミの流れが見えているのかもしれない。
そもそも落選した大島親方は理事でもっとも古株で62歳。武蔵川理事長の61歳より年上だ。肩たたきされるにはうってつけの候補だったと思われる。
で、一応、大島親方の面子を重んじて、不心得者の役割を安治川親方にやらせ、「マスコミが大騒ぎして仕方なく慰留する」というシナリオを作った。大体、昨晩の安治川親方の会見はあまりに唐突だった。平親方が一存であんな重大な会見開けるはずもない。「自分がスジを通してやめる、と言えばマスコミは絶対君に同情し、協会をバッシングする。そしたらこっちは大慌てで慰留するから安心しろ」と言い含めたに違いない。安治川親方ってなかなかのイケメンだし、同情を買いやすい。そこまで計算していたのかもしれない。
古い古いと馬鹿にされているが、実は協会は相撲巧者というか、八百長が十八番と言うか、案外マスコミ操縦術を心得ている。所謂初っ切り相撲というか、初っ切り会見だったんだ、絶対に。
これで貴乃花親方は何のわだかまりもなく理事に専念するお膳立てが整った。
今後の予想:割を食った大島親方には恐らく定年後の最高の職、相撲博物館館長の席が用意されるのではないか。
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