内閣支持率のV字回復は異常でも何でもない

それは情報量が膨大に増えた代わりに情報の多様性が損なわれてしまった今の情報環境に起因する。
情報の多様性と言う場合、同時期の多様性を言う。今も確かに情報の多様性があることはあるのだけれど、それは時系列的な多様性だ。
あるAという時点で一極集中して情報内容が寡占化されるが、集中豪雨的情報は長続きしないので、次のBという時点では別の情報が寡占化してしまう。しかも、B時点でA時点のことはほとんど忘却さている。その繰り返しで、A、B、C・・・という情報の寡占の遷移は互いに関連性が希薄になっているので、あるテーマに絞った世論調査は以前より恐ろしくボラティリティが高くなる。情報の過剰流動性が慢性化していて、メディアの情報は常態でバブル化している。
所謂情報温暖化によって、情報の洪水、干ばつが繰り返される世界にいる。
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