北極海の海氷は既にスカスカらしい



上は海氷面積観測史上最低を記録した2007年の8月10日現在の北極海の海氷、下は今年2010年8月10日のそれ。海氷面積15%以上ベースの面積では今年8月10日現在では 6,273,594km2、2007年8月10日の5,527,813km2より約13%多い。しかし、写真を見ると、どっちがスカスカなのかは一目瞭然のように見える。今年の8月10日の写真は青みがかった部分が北極点付近まで浸食している感じだ。つまり同じ海氷面積と言っても、含まれているのは15%以上だから100%近い海氷域もあれば15%に近い海氷域もある。今年は面積的にはまだ2007年を上回っても実体はスカスカ面積のようなのだ。これから15%以上面積ベースでも急減する可能性がありそうだ。
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