あなたの地球幸福度指数が3分で分かる

前エントリーの一粒で二度美味しい編。
The Happy Planet Indexは、
Happy Planet Index@wiki
に紹介されていて、2009年版のランキングが国別143カ国で紹介されていた(前回の2006年はなぜか178か国)。訳語は日本語サイトで「地球幸福度指数」だった。
で、
Calculate your (un)Happy Planet Indexのアンケートに答えると、3分程度で、自分がどの国のレベルか分かる。ちなみに自分は大体、アフリカのボツワナ並みで、最少不幸人間ならぬ最大不幸人間であるらしい。
けれど、このランキングをじっくり見ると、なんか変だ。
中国は前回の2006年の55.99の31位から2009年には57.1で一気に20位に上昇している。何が原因なのか、どう考えてもGDPの上昇くらいしか考えられないが、そもそもこの地球幸福度指数は、GDPに変わる指標を目指していたはず。農薬中毒とか鉱山事故死とかは関係なさげだ。というか以前からそういうファクターは織り込み済みだったのだろうけれど。ちなみにこれは中国本土で、香港はもっと下の84位。
その間に国家破綻したアイスランドも64位から94位に後退していて、もろに経済の変動に比例している感じがする。大体、ジンバブエが万年最下位というのもハイパーインフレが関係しているとしか思えないし。
結局、基本的に変動要素は何のかんのと言っても、経済ということになりそう。その他のファクターというのは、どうも変動要素にはならないようだ。
地球幸福度なのだから地球との貢献度で幸福度が変わる筈なのにちっともそうなっていない。他の要素も所詮は経済の従属変数なのだという痛い指数になってしまった気がする。
ちなみに国民総幸福量の本家、ブータンは17位だが、前回の13位から下がっている。