メドベージェフ大統領の来日拒否しない不思議

APEC会場の横浜市みなとみらい地区が厳戒態勢 市民の足などに影響

APEC(アジア太平洋経済協力会議)の会場となる神奈川・横浜市のみなとみらい地区が厳戒態勢となっている。至るところに全国から集まってきた警察官がいるほか、検問が多数設置されていて、市民の足などに影響が出ている。
このAPECには、北方領土をめぐり、緊張感が高まっているロシアのメドベージェフ大統領が来日し、日ロ首脳会談が開かれる見通し。
さらに、尖閣諸島中国漁船衝突事件に揺れる中、8日、中国政府は胡錦涛主席の訪日を発表した。

実際には10月初めあたりから全国から警察官が集められていて「富山県警」だの「山梨県警」「秋田県警」というロゴの入った警察官が集結していて「まだ1カ月もあるのに早!」だった。台の上から警官が駅構内の群衆を見渡す姿を見上げるのは、オウム真理教地下鉄サリン事件とか9.11米同時多発テロ事件以来だろうか。
まあ、これ、訓練を兼ねてのことだろうけど、APECってそんな大した会議だったのかと。
尖閣諸島のことや北方領土のことを菅直人首相が会談するかどうかが焦点になっているけれど、これは芸能人の新作発表会見で作品そこのけで婚約問題に質問が集中するのによく似ている。政治の芸能化というのはここら辺りにも出ている。
ところで、メドベージェフ大統領に北方領土に行く前に、行ったら、APEC出席を拒否すると日本政府はなぜ言わなかったのだろう。まるで何事もなかったかのようにメドベージェフが来日すること自体がシュールだ。別に来なくたっていいんだよ。
胡錦涛主席が来日しなかった場合、APECそのものが「吹っ飛ぶ」(仙谷由人官房長官)らしいけれど、別に吹っ飛んでもかまわない。「APEC拒否カード」をちらつかせても良かった。
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