オーストラリア大陸改造計画


街に濁流、ボートで退避 第3の都市も洪水直撃 豪州(産経)

昨年末から洪水被害の続くオーストラリア北東部クイーンズランド州。石炭など主要輸出産業に影響が出ている上、州都ブリスベーン市の西方約100キロを10日に襲った豪雨では10人以上が犠牲に。記録的な増水は13日にかけて同市内に及び、住民らはボートで自宅から逃げ出すなど被害の拡大に苦しんでいる。

前々から思っていたのだけれど、オーストラリア大陸東岸を縦に貫くグレートディヴァイディング山脈(大分水嶺山脈)に地図のように数ヶ所大水道トンネルを掘り、西部に水を流せば、乾燥地帯の内陸部の気候を変えられる。オーストラリアは資源価格の高騰で潤っているのだから国家プロジェクトで大分水嶺貫通水道を建設してはどうだろうか。
オーストラリア大陸は大分水嶺山脈があるために、山脈東側は多雨地域で熱帯林が広がっているが、山脈西側の内陸部のグレートアーテジアン盆地(大鐕井盆地)に流れる川は途中で涸川になり、伏流水となって井戸で水を汲む鐕井盆地になっている乾燥地帯。
一部貯水池を設けて乾燥地帯に流そうという計画もあるようだけれど、今回のようなフランスとドイツ合わせたくらいの被災地を出した大降雨に備えてもっと巨大な水道トンネルを数本建設すれば、やがて内陸の盆地に大きな湖ができて少しずつ湿潤な環境に変わるだろう。現在は羊の放牧など牧畜にしか使えないが、やがて農業に適した土地が大幅に増えるだろう。地面に眠っている塩分も徐々に取り除かれる。
百年の計で、今すぐ劇的に変わるわけではないだろうが、水資源の有効利用でじっくり大陸の環境を変えることは将来的には利益になるだろう。
大水道トンネルなら日本の土木建設会社の技術が生かせて日本にとっても利益になる。
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