フェイスブックやツイッターの過大評価

フェースブック ネット上 実名で交流(東京新聞)

インターネット上の会員制交流サイト、フェースブックの利用者が急増している。エジプトやチュニジアの反政府デモは、フェースブックでの活発なやりとりが参加者を増やす要因になったとされ、世界の注目度がさらに増した。

けれど、これ当たり前と言えば当たり前の話で、その時々の最新の通信技術が利用されるのは理の当然。
古くはフランス革命は印刷技術の発達がもたらしたとか、近年では1978年のイラン・イスラム革命はカセットテープの録音技術が活躍したとか、ベルリンの壁を崩壊させたのは衛星放送だったとか。
最近では2002年の韓国大統領選挙で盧武鉉を大統領にしたのはオーマイニュースというネットニュースの活躍があったとか、ツイッターが活躍して2009年のイラン大統領選挙で不正疑惑が持ち上がったとか。
今回のチュニジア、エジプトの国内動乱ではなぜかフェイスブックが脚光を浴びたのだけれど、何か如何わしい。
結局、こういう新しいメディアというのは国際紛争によってますます宣伝効果が大になるわけで、実際、ツイッターが日本で爆発的に広がったのはイラン大統領選挙以降だったと思う。
じゃあ、これで世の中が良くなるのかと言えば、そうとはならない。盧武鉉は結局自殺してしまったし、北朝鮮はますます調子づいてしまった。イラン大統領選挙の不正疑惑って結局どうなったのよ、って感じ。
結局、こうしたニューメディアというのは迅速なアジビラの延長線上にあるだけでそれ以上でもそれ以下でもない。こんなもので「世界が変わる」(確かに変わってはいるのだけれど)と高揚し過ぎると二日酔いのようなバカみたいな結果が待っている。運営会社は大儲けなのだろうけれど。
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