孫氏の兵法とスーちゃんの遺言

世の中には原発太陽光発電か、どちらが本命かなどという世にも下らないにわか議論らしきものがあるのだけれど、周りを見渡せば一杯発電源はある。本命かどうかなど覇権争いするのは元よりナンセンスで、要は1%でもまかなえればいいいのだ。何でも使えて1%を上積みすればそれは実行すべきなのだ。
その意味で、
「生まれてきた使命を果たす」ソフトバンク・孫正義氏"自然エネルギー財団"設立(blogos)の孫氏の兵法、

「知って行動せざるは罪である」ソフトバンク孫正義氏はそう言い放った。
"原発は安全ではなかった"日本国民だけならず、世界中の人がその事実を知ることとなった、東日本大震災。孫氏の取った"行動"は、ポケットマネー10億円で"自然エネルギー財団"を設立し、エネルギー政策転換を図ること。ソフトバンク本社で行われた自由報道協会主催の会見で、そのプランが明らかになった。

「知って行動せざるは罪である」は正しい。なにせ孫正義だから正義なのは当然だけれど。
ちなみに、これは陽明学知行合一の応用編だ。
王陽明は、知って行わないのは、未だ知らないことと同じであると、実践重視を主張した。孫正義氏は知って行わないのは、既に罪なのだと更に踏み込んでいるわけだ。これが「孫の正義」だ。
東京都内だけ見ても、天然温泉だと23区内だけで10か所以上あるみたいだ。全部地下深く掘って無理矢理温泉を掘っているのだけれど、ついでに天然ガスも出していて時々爆発事故が起きる。これを全部小規模地熱発電と兼用にできる。
東京都火葬場一覧によると、離島を除いて19か所の火葬場がある。ただ人間を焼くためだけにディーゼルを燃やすのはもったいないだろう。人間だってバイオマスだ。死んだ元キャンディーズ田中好子さん(スーちゃん)だって、天国に行ってからも被災者のためにお役に立ちたいと肉声のテープを残して逝かれた。死んでなお、役立ちたいという思いを引き継ぐなら人間バイオマス発電も可である。
考えてみれば、人間バイオマスばかりかゴミ発電所すらほとんど普及していない。再生可能エネルギーとか非化石燃料型発電は実効性以前に最初からやられると困る人々がいるからやっていないだけだろう。
被災した三陸海岸リアス式海岸潮汐発電の絶好の立地条件のはずなのに一向に顧みられない。話題になるのは太陽電池風力発電だけで、これらは単に欧米で主流であるというだけで議論されているに過ぎない。欧米出羽の守がはしゃいでいるだけなのだ。この際、八ツ場ダムだって水源確保・治水目的から発電主目的に変更して着工すればいい。ダムを作らないと却って金がかかるみたいだから作ってしまった方が却って安上がりになる。探す気になればいくらでも電源はある。探したくない人々が主流なだけだ。
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