福島第一原発1号機は史上初のチャイナシンドロームか

China Syndrome

The term "China Syndrome" refers to a possible result of a catastrophic meltdown of a nuclear reactor. Also called a loss of coolant accident, the scenario begins when something causes the coolant level in a reactor vessel to drop, uncovering part—or all—of the fuel element assemblies. Even if the nuclear chain reaction has been stopped through use of control rods or other devices, the fuel continues to produce significant residual heat for a number of days due to further decay of fission products. If not properly cooled, the fuel assemblies may soften and melt, falling to the bottom of the reactor vessel. There, without neutron-absorbing control rods to prevent it, nuclear fission could resume but, in the absence of a neutron moderator, might not. Regardless, without adequate cooling, the temperature of the molten fuel could increase to the point where it melts through the structures containing it. Although many feel the radioactive slag would stop at or before the underlying soil, such a series of events could release radioactive material into the atmosphere and ground, potentially causing damage to the local environment's plant and animal life.

こういう意味でのチャイナシンドロームなら既に起きているのだろうなあ。世界史上初のチャイナシンドロームだ。
【原発】建屋地下に大量の汚染水 福島第一1号機(テレ朝)

核燃料の「メルトダウン」が起きた東京電力福島第一原子力発電所1号機で、原子炉建屋の地下に格納容器から漏れたとみられる大量の水がたまっているのが見つかりました。
東京電力:「まだ、放射性物質の測定は行われていないが、高線量の水だとすると処理を進めていく必要がある」
13日午前、作業員が原子炉建屋北西側の地下に通じる階段から懐中電灯で確認したところ、西から東に向かって水が流れているのを発見しました。水位は約4メートルに達していました。東京電力は水の量は3000トン程度と推測していて、格納容器から漏れた汚染水とみて処理方法を検討しています。
一方、原子炉建屋1階の南東側の二重扉近くで、これまでで最も高い、毎時2000ミリシーベルト放射線量が観測されました。原子炉につながる配管がある場所で、東京電力は、メルトダウンで配管が傷み、高い濃度の汚染水が流れ込んだのではないかとみています。

常識的に考えれば、メルトダウンは3月12日の水素爆発の時点で既に起きていて、一時的な再臨界も既に起きていて、圧力容器も、格納容器も穴があいていて、更に原子炉建屋の下のコンクリートも穴があいていると考えるべきなのだろう。その意味では「スローなチャイナシンドローム」が起きてしまったということ。
それでも放射性物質チェルノブイリのように大気中に拡散しなかったのは、まがりなりにも格納容器があって、穴があいた程度だったということ。
しかし、絶え間ない膨大な注水で大気中でなく地下に更に最終的に海に放射性物質が今も大量に漏れ出ているということだろう。恐らく放射性物質は地下のコンクリートも突破して土と混ざり合って大量に固まっているのではないか。これだけ無茶苦茶になったお陰で放射性物質が固まっても土が混ざっているために再臨界にはならないということだろう。つまりボロボロになり過ぎたから再臨界にもならず、ただダラダラと放射性物質が環境にダダ漏れ状態なのではないか。もう実質的には環境に放射性物質が放出した総量レベルでは、大気、海洋、地中を含めたらチェルノブイリに追いついていると可能性がある。
1号機メルトダウン「想定外」〜細野補佐官(日テレ)

福島第一原子力発電所1号機で、燃料棒が溶け落ちる「メルトダウン」が起きていたことについて、細野首相補佐官は13日、事故対策統合本部の会見で「想定外だった」と述べ、事故の収束に向けた工程表を見直す考えを示した。

今頃メルトダウンが想定外だとしたら、一体何を想定していたのだろうか。最終的には港湾の突堤で阻止するしかないことがはっきりした今、突堤内の港湾内そのものを放射能フィルターにするしかない。
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