トヨタは自らメガソーラー作ってから泣き事言え

トヨタ社長「日本で物づくり、限界超えた」(読売)

トヨタ自動車豊田章男社長は10日、記者団に対して「安定供給、安全、安心な電力供給をお願いしたい」と訴えた。円高に加えて電力不足が広がる現状に、「日本でのものづくりが、ちょっと限界を超えたと思う」と危機感を漏らした。

泣き事言っている暇あったら、有り余るトヨタの事業所を活用してほしいものだ。
愛知県豊田市にあるトヨタ自動車の主要事業所の建物面積を見ると、
本社工場42万m2(以下同)、元町工場79、上郷工場54、高岡工場69、堤工場59、貞宝工場10、広瀬工場6、上郷物流センター13で、計332万m2になる。これはあくまで豊田市内限定で、隣接市町を含めればもっと広くなるだろう。
仮にこの総面積の3分の1に太陽光パネルを敷き詰めるとするとして約100万m2になる。太陽光のエネルギー量は1m2当たり約1kWとすると、100万kWになる。稼働率を10%とすると、約10万kW=約100MW。
中部電力が今年から運転を開始した大規模太陽光発電所「メガソーラーいいだ」は敷地面積が1万8000m2で、1MWの発電出力がある。一般家庭300世帯分の年間使用電力に相当する100万kWhの年間発電量を想定している。中電が他に計画している「メガソーラーたけとよ」、「メガソーラーしみず」の出力を合わせると16.5MWになる。トヨタ豊田市だけの建物を利用するだけでこれらのメガソーラートリオの6倍の出力がある超メガソーラーが出現する。しかも、これは少なめに見積もってだ。
自社工場だけで、これだけのポテンシャルがあるのに、泣き事言っている場合なのか。海外に工場移転と言っても、中国やベトナムは慢性的に電力不足。発展途上国はどこも事情は似たり寄ったりだろう。一体どこに行けば安定電力とやらがあるというのやら。今からでも孫正義氏に相談してメガソーラーを作ってもらったらどうだろうか。
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