屋内稲藁も水分交換で放射能汚染している可能性

東日本大震災:セシウム汚染牛 汚染疑い牛、新たに84頭が流通(毎日)

いずれも4〜5月に屋外に置かれていた稲わらを収納し、牛に与えていた。相馬市の農家には宮城県大崎市の業者から購入した稲わらも残っており、同1万7600ベクレルのセシウムを検出。飼育中の牛の尿からは郡山市で同270ベクレル、相馬市で同188ベクレルを検出した。
84頭が出荷された食肉処理場は、東京都53頭▽福島県19頭▽埼玉県川口市8頭▽山形県2頭▽仙台市2頭。このうち東京都内の処理場に搬入された1頭の一部は松山市内の小売店で加工・販売された。山形県に搬入された2頭は仙台市内の業者を通じて大阪府内の卸業者に販売。埼玉県川口市で処理された一部は都内の2業者と栃木県足利市の1業者に既に販売されている。
農林水産省は3月19日、家畜の飼料は屋内で保管したものを使うよう東北と関東の農政局に通知。県は農業団体などに同22日に伝えたとしているが、5戸はいずれも「知らなかった」と話しているという。鹿野道彦農相は16日夜、「通知が結果として認識されていなかった」と改めて対応の不備を認めた。

じゃあ屋内で保管した飼料は安全ということで放射線検査なんてするつもりないんだろうなあ。
稲藁は既に枯れていて死んだ植物だから根から水分を吸収することもないし、呼吸もしないから地中や大気中の放射性物質を取り込むことはないと思われている。
でも、本当にそうなのか。稲藁は基本乾燥しているが、乾燥しているということは大気の湿度の高い時には水分を吸収するだろう。湿度の低い日は水分を排出するだろう。これを延々と4ヶ月も繰り返されれば、たとえ大気中のセシウムがごく微量であっても、こうした自然の濃縮作業で稲藁のセシウム濃度は高くなるだろう。
なんか全てにおいて考えが甘い気がする。
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