“超円高”は震災復興には神風

復興・円高是正… 東北経済界からも期待と注文相次ぐ(河北新報)

東北の経済界からは野田新首相に対し、東日本大震災からの復興のスピードアップや円高是正などを強く求める声が相次いだ。

サプライチェーンを抱える地元からすれば、そう思えるかもしれないが、超円高状態というのはある意味神風だ。復興需要というのは100%内需だから超円高もデフレもプラスに働く。復興に必要な原材料はセメントやガラス材料を除いてほとんど輸入頼みだ。鉄骨も木材も重機を動かす燃料もほとんどが輸入。
東日本大震災後の貿易収支を読むによると、復興資材の輸入増が5年間で約1兆円、原発停止などによる燃料輸入は2011年には約5兆円になるという。
為替レートは言及されてないが、昨年並みと仮定したレート設定なら2割ほど割安になるだろう。復興財源も2割安で済む。
これはまあ、「国家予算に想定為替レートってないのか」の応用問題みたいなものなのだけれど、こと復興財源に関しては直にメリットになりそう。
Clickで救えるblogがある⇒にほんブログ村 経済ブログへ