自転車事故は増えてない


「自転車安全ルート推奨マップ」公開(TBS)

相次ぐ自転車事故を受け、警視庁は、より安全に自転車が走ることのできる道を示した「自転車安全ルート推奨マップ」の第一号を公開しました。
 警察官に先導されながら自転車で徐行して走る女子大生。東京都内で自転車事故が急増していることを受け、警視庁は24日、自転車がより安全に走れるよう、「自転車安全ルート推奨マップ」の第一号を発表、東京・世田谷区の京王線千歳烏山駅前から日本女子体育大学までの推奨ルートを公開しました。

最近ピスト自転車とかやたら自転車事故に関するニュースが目立つ。よっぽど自転車事故が増えているのかと思いきや、そうでもない。
自転車事故の発生状況(日本損害保険協会)

平成22年の自転車乗用中の交通事故件数は15万1626件。10年前の平成12年の0.87倍となっています。しかし、近年は交. 通事故全体の件数が減少している中で、全体に占める自転車事故の割合は漸増しており、平成22年には20.9%と4年続けて2割を超えています。

要は交通事故総件数の減少の割に自転車事故は減少率が低いということ。2001年比の2010年の交通事故件数は24%減なのに対し、自転車事故は13%減で減っていることに変わらない。
ところが、最近ではタレントを狙い打ちしてネガティブキャンペーンされる始末だ。マスメディアというのは警察のキャンペーンに弱い。事件報道で便宜はかってもらう見返りみたいなところがあり、半分以上はニュースと言うよりキャンペーン企画だ。
一方では、環境に優しい生活のキャンペーン企画で、自転車を推奨し、一方では警察の成績アップにも協力する。けれど、現実は自転車利用者のマナーが悪くなったのでも何でもなく、自動車に乗らず自転車に乗る人が増えただけだろう。にもかかわらず自転車事故は減っている。
これじゃ自転車道という新たな公共工事キャンペーンになりかねない。色々大義名分掲げないと公共工事増やせなくなったから。
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