大阪市は今も世界第7位の生産都市

映画じゃあるまいし、橋下徹市長の大阪市を大阪特区構想で経済を活性化しろ、一国二制度にしろ、挙句は地方議会を廃止して独裁都市国家にしろ、21世紀は都市国家競争の時代などと相変わらず舞い上がっている行政実務のない“知識人”がいるが、こんなこととは無関係に大阪市は世界に冠たる元気都市だ。駄目なのは大阪市政や大阪府政なのであって、大阪そのものではない。
プライスウォーターハウスクーパースの世界の都市の域内総生産によると、大阪市は、東京、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、ロンドン、パリに次いで7位のGDPを誇っている。
一国二制度の香港は16位。昇竜の勢いの中国を背景地に持つという好条件にありながらこの程度。そのうち、本国の25位の上海に追い抜かれるのも時間の問題だろう。上海は北京政府の独裁支配下にあるが、それでも香港を上回る勢いがあるのはどういう訳なのだろうか。
現実に、2025年の都市別予測では、上海は9位に浮上、香港は14位と少し上がっただけ。“地盤沈下”の大阪は16位に沈下するが、それでも香港と大して変わらないし、北京の上を維持している。当然、2025年では新興国の大都市が浮上しているが、植民地時代からインフラがあった独裁都市国家シンガポールは今でも27位で、2025年でも20位以下だ。要は都市国家も独裁も関係あらへんがな。
2025年段階でも16位の大阪に何が不満と言うのか。結構毛だらけ猫灰だらけだ。
Clickで救えるblogがある⇒にほんブログ村 経済ブログへ