テレビ出身知事の耐えられない軽さ

橋下氏、政権に原発8提言提出 「安全宣言は国の危機」

橋下氏らの提言は、原発の安全基準を抜本的に見直し、大阪府をはじめ大飯原発から100キロ圏内の府県と電力会社が安全協定を結ぶことなどが柱。大阪府市の専門家会議がまとめた。

お互い「安全宣言」だの「安全協定」だのとやたらポワーンとした意味不明な「安全」に拘るのは「安全」を前面に打ち出すことが政治的に安全だからに過ぎない。
原子力安全委員会にこだわっても、あの斑目春樹委員長じゃ何も出てこない。まあ、「取りあえず安全」と言ってもらってもいいのだが、もうやる気ないみたいだ。
橋下徹大阪市長も、実は電力対策で実のあることなど何もしていない。大阪市なんて空から見れば、ほとんど建物の屋根で埋め尽くされている。さっさと法人対象に屋上の太陽光パネルをある程度義務化する条例案を出せばいい(去年、アイデアだけ出している)。大阪は水の都と言われ、運河も多いのだからマイクロ発電のポテンシャルもかなりある。しかし、よほど原発(問題)が三度の飯より好きらしく、原発以外は興味ないらしい。要は軽い人だ。
軽さと言えば、この人も負けてない。
「神奈川独立国」目指す 黒岩知事が表明(47NEWS)

神奈川県の黒岩祐治知事は24日の定例記者会見で「県全体を特区として規制緩和を進め、一国二制度のようないわば『神奈川独立国』を目指す」と述べ、独自の地方分権改革案をまとめるプロジェクトチームを同日立ち上げたことを明らかにした。
県からの独立を掲げる林文子横浜市長らの新たな大都市制度構想に対抗する狙いとみられる。
黒岩知事は「国にはできないことを神奈川でやろうと言ってきた。大胆な規制緩和を実現したい」と表明。

この人の軽さには既に定評があり、昨年10月には、
太陽光パネルの公約を撤回 神奈川知事「役割終えた」(朝日)

黒岩祐治・神奈川県知事は13日の記者会見で、目玉公約の「4年間で200万戸分の太陽光パネル設置」について「役割は終えた」と述べ、事実上、撤回した。就任から間もなく半年。達成への道筋を立てられないまま、公約そのものを修正する発言が続いている。
黒岩知事は、200万戸分を「精査した数字ではない」と説明し、「圧倒的な数字を掲げるメッセージ性が大事。強烈な高い目標が(エネルギー)革命を動かす意味があった。その意味で使命を終えた」と述べた。
黒岩知事は9月、エネルギー政策の中期計画「かながわスマートエネルギー構想」を発表。その中で「4年間で太陽光パネル約55万戸分」を目標として、公約を下方修正していた。黒岩知事はこの日、「構想にバージョンアップした。目標を下げたという気持ちは全くない」と強弁したが、「200万戸分」について、「できるだけ早く実現できるよう頑張る」と述べ、達成時期を明確にしなかった。
また、10月に入って太陽光だけでなくすべての再生可能エネルギーを含めて「200万戸」と説明し始めた点について聞かれると、「分かりやすいシンボルとして太陽光発電としていた。皆さんに伝わっていなかったのなら、私の言い方がまずかった」と釈明した。

といけしゃあしゃあと言っている。黒岩知事は出身がフジテレビのニュースキャスターということで軽いのは当たり前だが、橋下知事だって、テレビ出身のようなものだから同じ穴の狢で「圧倒的な数字を掲げるメッセージ性」の人だろう。まあ、橋下氏はだんだんツイッター知事になっているからさらに進んでいるのかもしれないが、あんなことしてては結局「行政事務のない」駄目な知識人に取りこまれるだけだろう。そもそも黒岩氏の言っていることもまさに駄目な知識人の受け売りなのだから。
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