国土強靱化は神風特攻隊だ

今の政治状況というのは、太平洋戦争末期に似ているようだ。自民党が国土強靱化基本法案を提出し、民主党が呼応するかのように整備新幹線などを「災害対策」を名目に延伸させることを発表した。
しかも、これに対する抵抗というのはあまり目立たない。神風特攻隊というのはこういう雰囲気で策定されたのだなと思ってしまう。
ある一線を越えると、悲観が楽観に根拠なく変わる瞬間がある。狂気の世界に入る時だ。恐ろしいことにみんなが狂気になれば、自分たちが狂気であることにも気付かない。怖くないし、むしろ楽しくなる。あの列島強靱化計画を提唱した藤井聡京大教授の気味の悪い明るさはどうだろう。神風特攻隊を思いついた連中も案外、明るく磊落だったのかもしれない。
もうそんな時代に来ているのだから、国民はある程度覚悟しておいた方がいいのかもしれない。そう遠くない将来、決定的崩壊が日本を襲うことになるだろうなあ、という感覚が空想ではなくより具体的な形で見えて来るのだろうなあ。その時、国民は案外楽しそうにしているのかもしれない。
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