野田首相は菅直人越えするまで辞めない

安倍晋三首相在任日数366日、以下福田康夫365日、麻生太郎358日、鳩山由紀夫期間266日、菅直人452日。
目下、野田佳彦首相の在任日数は今日時点で425日。菅越えまであと27日だ。菅越えする日は来月11月27日となる。今は踏ん張りどころ(笑)だ。
野田首相としては、「菅さん以外なら誰でもいい」と言われて首相になった「誰でもいい首相」なのだ。そんな野田首相が「菅さんより在任期間が短かった」では他人が想像する以上に屈辱だろう。
民主2人離党、参院は所信表明なし…臨時国会“嵐の幕開け”(スポーツ日本)

28日の衆院鹿児島3区補欠選挙議席を守れなかった与党にとって、両氏の離党は大打撃。衆院国民新党(3人)を含めた与党は現在248議席で、両氏が離党すると246議席民主党の杉本和巳氏も既に離党届を提出しているため、あと6人が離党に踏み切れば与党は衆院過半数ライン(240議席)を割り込み、内閣不信任決議案が可決されかねない。
藤村修官房長官は会見で熊田、水野両氏の離党届提出について「所信表明演説の日で(政府、民主党が)一致結束、団結しようという時だから大変残念だ」と述べた。
11月上旬に「石原新党」を結成するたちあがれ日本平沼赳夫代表は国会内で記者団に「石原新党に非公式に打診してきている人もいる」と指摘。永田町関係者も「第三極の動きが活発になれば、民主党の離党者はさらに増える。内閣不信任案が可決され、首相が解散か総辞職に追い込まれる可能性も現実味を増している」としており、11月30日まで33日間の臨時国会は波乱含みの展開となりそうだ。

不信任決議案が可決されれば、10日以内に解散しない限り、総辞職しなければならない。解散したくなければ総辞職しかない。首相指名投票で仮に民主党過半数を割っていても、民主党以外の議員が特定の一人を一致団結して選ぶのは難しいので、誰か他の民主党議員または連立党首が首相になる可能性が残されている。
そうすると、野田首相としては「近いうち解散」を避ける算段としてある程度内閣総辞職は覚悟の上なのかもしれない。一気に離党議員が増えて過半数割れし、不信任決議案が可決されても「最低でも菅越え」はしたいところだ。
後は次期首相が来年九月まで頑張れば、ひょっとすれば光明が見えるかもしれない、と思っているかもしれない。もはや野田首相の頑張る根拠は「最低でも菅越え」なのかもしれない。下らない拘りかもしれないが、案外、人間は下らない拘りに固執する。
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