小沢一郎の狙いは「緑の党」ネーミングライツか

衆院選:滋賀県知事が「卒原発」で新党設立検討(毎日)

嘉田知事は「卒原発」を主張し、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働問題でも、政府に慎重な判断を求めてきた。また、今年4月には地方選を目指す人材育成を視野に自らが塾長となり「未来政治塾」を開講した。
一方、生と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(略称・脱原発)は合流して新党を結成することを検討していることが分かった。
両党は政策が近く、生活の小沢一郎代表と、脱原発河村たかし山田正彦両共同代表との関係も近い。このため、日本維新の会を中心とした動きとは別に「脱原発」を軸に第三極の結集をはかる。
生活と脱原発側は、みどりの風にも合流を呼びかけている。また、脱原発の前衆院議員は「新鮮なイメージをアピールするトップは嘉田知事がふさわしい」としており、嘉田知事が設立する新党に合流することも視野に入れている。ただ、嘉田知事が受け入れるかは不明だ。
小沢氏は合流による党名変更をみすえ、衆院選用の選挙ビラの印刷を一時中断するよう、24日に党内に指示した。

ここで思い出されるのは小沢一郎国民の生活が第一代表が10月にドイツへ脱原発視察訪問し、ドイツを真似て2022年までに原発ゼロを表明していること。ドイツは「緑の党」の本拠地とも言うべき国。実は日本にも「緑の党」が既に存在するが、

2012年7月28日、東京都千代田区にあるYMCAアジア青少年センターで約300人が参加し、党結成総会が開かれた。総会では4名の共同代表と34名の全国協議会委員を選出し、来るべき国政選挙に候補者を擁立することを発表した。なお、結党時点での党の会員数は約1000人であった。
翌7月29日には東京都千代田区にある星陵会館で約400人が参加し、党結成イベントが開催された。ドイツ、オーストラリア、インド、台湾、韓国の緑の党関係者も参加し、国内外から、メッセージが寄せられた。
2012年12月の第46回衆議院議員総選挙は、供託金の用意が間に合わないため候補者を立てない方針。

とのことで、本当は国政選挙に候補者を擁立する方針だったのが、予想より選挙が早く行われることになったので資金面で間に合わなかったようだ。要は困っている状態だ。
そこで、小沢氏のことだから本家ドイツの緑の党に橋渡ししてもらって日本版緑の党を吸収合併しようという腹じゃなかっただろうか。「緑の党」にはフェミニズムの理念も柱の一つなので、党首に女性の嘉田由紀子を置けば、説得し易い。
ワケの分からない政党名が乱立している今、何と言っても「緑の党」という世界的ブランドにはネームバリューがあるので大いなる利用価値がある。もっとも、つい数カ月前まで「緑の党」と小沢一郎は全然イメージに合わなかったのだけれど。一応、選挙の魔術師とでも命名しておこうか。
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