経済学者飯田泰之氏もエンゲル係数で珍説

18日のテレビ朝日モーニングバード」で、コメンテーターの飯田泰之駒沢大学経済学部准教授・財務省財務総合政策研究所上席客員研究員は「日本ではお金持ちでも(低所得者と)同じように食費におカネをかけているので軽減税率を採用しても意味がない」と言っていた。
一体どんな統計学的根拠があるのかと思ったら、根拠を示さないまま番組は終了。
実はこういうエンゲル係数に関する“珍説”は飯田氏だけではない。
河野太郎衆議院議員も、

例えば食料品に軽減税率を適用すると、低所得者も高額所得者も食料品を買うので、本来、軽減税率の適用が必要ない高額所得者も軽減税率の恩恵を受けることになる。
胃袋の大きさは同じでも、高額所得者は低所得者よりもより単価の高いものを買う傾向があり、(例えば、高額所得者は南魚沼産のコシヒカリを買うが、低所得者は普通のお米を買う)その結果、金額ベースでは、高額所得者の方が軽減税率の恩恵をより多く受けることになる。

などと通説に反する珍妙なことを平然と語っている。実際にはグラフの示す通りだ。
彼らは学校で習うエンゲル係数の概念すら知らないのか。そんなことないだろう。彼らの言動と言うのは、最近問題になったペニーオークションと同じで、タレントにやらせをさせるのと同じ手法で誰かがタレント議員、タレント学者に言わせているのだ。
まあ、飯田氏の所属するプロダクションは財務省らしいので分かり易い。河野氏の所属するプロダクションも自民党なので分かり易い。
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