鳩山由紀夫より山口那津男の方が“国賊”

尖閣解決「将来世代で」 公明代表、中国に伝達へ(共同通信)

公明党山口那津男代表は21日夜、沖縄県尖閣諸島をめぐる日中対立に関し「将来世代に解決を委ねるのは、当面の不測の事態を回避する方法だ」と述べ、事実上「議論の棚上げ」を検討すべきだとの考えを示した。仙台市内で記者団の質問に答えた。山口氏は22〜25日に北京を訪問し、滞在中に中国共産党習近平総書記との会談を調整しており、中国側にこうした考えを伝える意向も示した。

こりゃ、「国賊」呼ばわりされた鳩山由紀夫氏よりひどい。
鳩山氏は「国賊」と防衛相(産経)

小野寺五典防衛相は17日夜、北京で中国要人と会談した鳩山由紀夫元首相が沖縄県尖閣諸島は日中間の係争地だとの認識を伝えたことについて、「日本にとって大きなマイナスだ。中国はこれで係争があると世界に宣伝し、国際世論を作られてしまう。久しぶりに頭の中に『国賊』という言葉がよぎった」と述べ、鳩山氏を痛烈に批判した。BSフジの報道番組で語った。

鳩山氏は元首相とはいえ既に引退した身。山口那津男代表は政権与党の党首。その人が、「将来世代に解決を委ねる」と訒小平の鸚鵡返しのようなことを言ったということは完全に相手の土俵の上に立ったということを意味する。すなわちこれまでの政府の方針、「領土問題は存在しない」を捨てて「領土問題は存在する」と事実上認めたことになる。問題が存在しないのなら何を棚上げにするというのか。問題があるから棚上げにするのだ。
つまり、尖閣問題は政治的にも完全に日中フィフティフィフティ、対等の立場に立たされたことになる。「領土問題は存在する」と認めることは、必ずしも尖閣諸島は日本の固有の領土とは言えないので話し合いで解決しようということ。つまり、中国の領土の可能性も排除しないということだ。よくまあ、こんな軽率なこと言ってしまったものだ。これで詰んでしまった。
Clickで救えるblogがある⇒にほんブログ村 ニュースブログへ