ドルベース日経平均はそんな上がってない現実

甘利氏、日経平均「3月末に1万3千円目指す」 (日経)

甘利再生相は「(昨年11月の衆院)解散宣言以降、安倍政権ができて、株価は2千円以上、上がった」とアピールした。2千円の株価上昇で、日本の事業会社と金融機関を合わせて「38兆円の含み益が入る」と指摘。企業の含み益拡大で「企業がお金を借りる時や、決算を乗り切る時に有利にはたらく」と株高効果の大きさを訴えた。

けれど、これをドルベース日経平均だと108ドルから122ドルに上昇、上昇率は13%。言われているほど上がっていない。NYダウの同じ期間の上昇率は12%くらいだから、まあ大体同じ調子だ。つまるところ、ほとんどは円安・ドル高による比例配分の結果だ。何か衆院選比例区みたいだ。選挙区(実力)じゃなくて比例(為替)で拾ってもらう。きちんと円安効果と言ってもらいたいもんだ。
Clickで救えるblogがある⇒にほんブログ村 経済ブログへ